2020『1級建築士試験』勉強記録 049
2020『1級建築士試験』勉強記録 049
今週(2019年11月11日(月)~11月16日(土))勉強したことは、以下の項目です。
1.『計画』から、06-都市計画 その3
『計画』から、06-都市計画 その1、その2
に、ついては、前回更新のBLOGをご覧ください。
その1
その2
では以下、前回からのつづきです。
※前回、その3までの予定としていましたが、その4に続きます。
小出しにしてしまうこと、お詫び申し上げます。
(4) 著書
① 都市のイメージ(The Image of the City)(1960)(24051,29044,21021解説)
1)著者:ケヴィン・リンチ
2)都市空間から抽出されるイメージを5つの要素で提示した
①) 移動路 (PATH)
②) 境界 (EDGE)
③) 地区 (DISTRICT)
④) 結節点 (NODE)
⑤) 目印 (LANDMARK)
② 都市の景観(The Concise Townscape)(1971)(24052)
1)著者:ゴードン・カレン
2)都市の景観の価値を歩行者によって体験されるシークエンスの中に見出そうとした
③ ラスベガス(Learning from Las Vegas)(1972)(24053)
1)著者:ロバート・ヴェンチューリ
2)ラスベガスの都市景観の多様な空間要素を記号論的な視点から分析した
④ パタン・ランゲージ(A Pattern Language)(1977)(24054,29042)
1)著者:クリストファー・アレグザンダー
2)人々が心地よいと感じる環境(都市・建築物)を分析し、253のパターンを挙げた
3)パターン例:①)小さなひだまり
②)座れる階段
③)街路を見下ろすバルコニー
4)パターンは、街づくりのルール等に活用されている
⑤ 実在・空間・建築(Existence, Space and Architecture)(1971)(26034)
1)著書:クリスチャン・ノルベルグ・シュルツ
2)建築的空間とは何かについて実現的空間の理論を用いて考察した
⑥ 形の合成に関するノート(Notes on the Synthesis Form)(1964)(26031)
1)著者:クリストファー・アレグザンダー
2)数学的な方法を建築に適用し、複雑な設計条件を合理的な手順によって形に結びつける方法を提案した。
⑦ 宇宙船地球号操縦マニュアル(1963)(25102の解説)
1)著書:バックミンスター・フラー
2)人類が化石資源に頼ることなく、自然エネルギーだけで生活できる可能性が既にあるのに、既存の経済や政治システムでは、これらの実現が不可能であることを批判し、変革の必要性を主張している
⑧ 錯乱のニューヨーク(Delirious New York)(29041)
1)著者:レム・コールハース
2)マンハッタンの超高層建築物がつくりだした過密の文化に着目し、マンハッタンニズムと定義した。
⑨ アメリカ大都市の死と生(The Death and Life of Great American Cities)(29043)
1)著者:シェイン・ジェイコブス
2)都市の街路や地区に多様性を生み出す4つの条件を示している。
⑩ 都市の文化(21021)
1)著者:ルイス・マンフォード(アメリカの建築批評家)
2)都市とは芸術そのものであるべきという見地に基づいている
⑪ 明日の田園都市(Garden Cities of Tomorrow)(1898)(21022)
1)著者:エベネザー・ハワード(イギリスの都市計画区家)
2)E・ベラミのユートピア小説「Looking Backward (1888
) 」の影響を受けて著した「Tomorrow」を再刊したもの
3)田園都市の構想を明らかにしている
4)後の都市計画に大きな影響を与えた
⑫ 広場の造形(1889)(21023)
1)著書:カミロ・ジッテ(オーストリアの建築家・都市計画の学者)
2)都市計画の芸術的側面を重視し、古代、中世、ルネサンスのヨーロッパの都市における広場の造形を分析・評価した。
3)街路は緩やかなカーブを描き、遠藤の建物は、柱廊でつくるなど、「秩序ある連続として」都市が構成されるべきと主張している
⑬ 建築書(紀元前後)(21024)
1)著者:ウィトルーウィウス
2)現存する最古の建築理論書といわれる
3)ルネサンスの建築家に強い影響を与えた
⑭ 日本の住宅(1928)(2603)
1)著者:藤井厚二
2)気候・風土と住宅の関係と温湿度・日射熱・気流等の物理量で捉えることにより、住宅設計を科学的に行う方法を提案した
3)実例:聴竹居(自邸)
⑮ 街並みの美学(1979)(26033)
1)著者;芦原義信
2)都市と建築の中間に位置する町並みについて世界の都市を比較しながら日本の都市の特異性を考慮した
⑯ 見えがくれする都市(1980)(26033解説)
1)著者:槇文彦
2)複雑な地形の江戸の町がどのように都市を形成し、現在の東京にどのように潜在しているかを考察した
(5) まちづくり
① 小布施町(長野県)(30101)
1)北斎美術館(1976)の開館をきっかけに、企業や個人の邸宅や庭などの私的な空間も半ば解放され、その「間」のもつ緊張感と和める空間のバランスが高く評価されている。
1)明治時代に建築された黒漆喰仕上げの建築物を保存・改装し、この建築物を各とした街並み「黒壁スクエア」を中心にして観光振興によるまちづくりを行っている。
1)持続可能なコンパクトシティの実現を目指し、LRTを導入することで公共交通の活性化、公共交通沿線地区への居住促進、中心地市街地の活性化等を図っている
④ 横浜市(神奈川県)(30103)
1)クリエイティブシティ・ヨコハマの実現を目指し、歴史的建造物や鉄道高架下等を活用した芸術活動を支援するための拠点づくりをしている
⑤ 環2新橋・虎ノ門地区(東京都)(30104)
1)道路の上空や路面下において建築物などの整備を一体的に行うことができる立体道路制度を活用し、この地域における居住機能や文化・交流能の導入、業務機能の質の高度化等を図っている
(6) 都市公園
① 都市基幹公園(23093,23094)
1)総合公園と運動公園の2種類がある。
2)総合公園:
→休息・鑑賞・散歩・遊戯・運動などに利用することを目的としている
→都市規模に応じて〇〇haを標準とする
3)運動公園:
→主として運動に利用することを目的とした公園
→都市規模に応じて〇〇haを標準とする
② 街区基幹公園(23091,23092)
1)市民の日常的な生活環境保全を目的とする
2)3種類ある
①)街区公園(児童公園):誘致距離 250m (標準)
→ 面積(0.25ha)を標準とし、自動のみならず一般の住民にも広く利用できるようにした公園
②)近隣公園: 誘致距離 500m (標準)
→近隣住区内の住民を対象とし、休養、散策、鑑賞等の用に供する静的な空間と、運動用の動的ない空間を持ち、同時に幼児や児童のための公園としての性格を備えている
→面積:既存市街地の場合 2ha
新規開発地区の場合 8haと、定められている
③)地区公園: 誘致距離 1000m(1㎞)(標準)
→近隣住区計画における、2~3住区の住居が利用することを目的とした公園
→面積:4haを標準としている
3)公園系統に基づいて、公園の配置計画を検討するケースが多い
(7) 各種事業
① 土地区画整備事業(26102,12241)
1)秩序だった市街地を構成するため、無秩序な土地の区画形質を整え、道路、公園、上下水道等の整備を行う再開発事業のこと
2)本来の土地の一部を減歩することにより、公共施設の整備を図る事業
② 市街地再開発事業(26113)
1)市街地内の老朽木造建築物が密集している地区などにおいて、細分化された敷地の統合等、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るために、都市計画法や都市再開発法で定めるところに従って行われる建築物及び件チック敷地の整備並びに公共施設の整備等を行う事業
③ 第一種市街地再開発事業(12244)
1)施工地区内の建築物などをすべて除去し、新たにビルを堅千知氏、従前の権利者の権利を新しいビルに対する権利に移し換える事業
④ 住宅地区改良事業(12245)
1)住宅地区改良法に基づき、改良地区の整備及び改良住宅の建設に関する事業並びにこれに付帯する事業
2)改良地区内の不良住宅を除去し、改良住宅の建設、公共施設の整備により、良好な住宅地区の形成を図る事業
『文章でまとめる』には至っていないけど、勉強を始めている項目
1. 『法規』から、24-建築士法
2. 『法規』から、25-建築業法
3. 『施工』から、24-請負契約
4. 『計画』から、14-その他
5. 『施工』から、01-施工計画
6. 『施工』から、02-現場管理
7. 『施工』から、26-その他
8. 『計画』から、12-マネジメント
9. 『施工』から、23-見積・積算
10. 『計画』から、13-見積・積算
『1Q NOTE』
今後もよろしくお願い致します。