2020『1級建築士試験』勉強記録 038
2020『1級建築士試験』勉強記録 038
勉強記録の前に、
自分の時間の使い方を整理する機会があったので、
パイチャートにして記録します。
(1日あたりではばらつきが大きいので、1か月あたりの割合です。)
FUN!→楽しい時間(楽しい中身:旅行・読書・映画・テレビ・食事・マッサージ・本業にしたい副業・ほか色々。(要はその他の時間です。正直、楽しくない時間もありますが、筆者が「過ぎ去った時間は楽しい時間だった」と思うタイプの人間なので、楽しい時間てことにしています。))
REST→主に睡眠時間(ここ、死守しなきゃダメな時間です。)
WORK→労働時間(サラリーを得ている、労働者として仕事に従事している時間です。“労働”とはいっても、現状は「好きなことで学びながら給与を貰っている」状態なので、ここも、楽しい時間であったりします。もちろん、建築系の仕事です。)
STUDY→1級建築士試験勉強時間(ま、開始当初思っていたより辛くありません。楽しめています)
BLOG→BLOG記事執筆時間(将来の楽しい時間のための種まきタイムです。ちゃんと、育つといいです。)
なんか、資格勉強中とはいっても、マイペースに充実した楽しい毎日を過ごせています。
今のスタンスで合格まで続けたいと思っています。
以下、本題です。
今週(2019年8月26日(月)~8月31日(土))勉強したことは、以下の項目です。
1.『設備』から、06-消防・消火設備
問われること:“やむをえず火災が発生してしまった際、建物の利用者が速やかに非難するための適切な措置(避難時間や経路の確保など)を計画できますか”
(1) 防災計画
① 避難
1)水平避難方式
①) |
ひとつのフロアを |
A) |
防火区画 |
により複数のゾーンに区画、火災の発生していないゾーンに水平非難する方式 |
B) |
防煙区画 |
②) |
有効な施設 |
A) |
老人 |
が利用する施設 |
B) |
幼児 |
2)安全区画
→不燃材料などの間仕切り壁と扉により一定時間は居室煙流出が遮断された廊下、通路(階段は該当しない)を指す
② 煙
1)火災室からの煙の水平移動速度:0.5~1.0m/s
2)火災室からの煙の垂直移動速度:3.0~5.0m/s
③ その他
1)消防用設備等
①)消防のように供する設備
A) 消火設備
- B) 警報設備
- C) 避難設備
②)消防用水
③)消火活動上必要な設備 ex:排煙設備
2)等価可燃物量について
(2) 消防・消火設備
① 消火設備
1)泡消火設備(23181,14221,16221,11223,27182)
①)酸素を遮断する窒息効果と冷却効果による消火設備
②)採用場所
i) 駐車場
- ii) 自動車修理工場
iii) 指定可燃物の貯蔵所
- iv) 飛行機格納庫
③)以下のような火気使用部などには適さない
i) 電気室
- ii) ボイラー室
④)設置方式
i) 固定式
- ii) 半固定式
iii) 移動式
- iv) 可搬式
2)屋外消火栓設備(23182,26183)
①)1F、2Fの床面積の広い建築物に設置される
②)消火・近隣への延焼防止が目的
3)水噴霧消火設備(24172,16224)
①)水噴霧ヘッドにより水を微粒状にして噴射し、火災の消火、抑制・延焼を防止すする設備
②)冷却効果に優れている
③)水蒸気による窒息効果もある
④)駐車場の消火設備に適応する
⑤)指定可燃物の貯蔵所・取扱所の火災設備にも適応する
→理由:油火災の場合の油の中に水の粒子が混入して油を乳化して不燃性のものにする乳化作用や水溶性液体の希釈作用があるため
⑥)天井の高い空間に用いられるものではない
4)連結散水設備(24174,27181,11224)
①)地階の床面積の合計が700㎡以上の建物の地階部分に設置される消火設備
②)地階の天井部に散水ヘッドを設ける
③)外部に設けた送水口より消防隊が送水し、散水消火させる設備
④)包含距離や一送水区画のヘッド数が異なる2種類の散水ヘッドがある
i )開放型
ii )閉鎖型
⑤)11224の解説の図
5)連結送水管(26184,17224,11225,14225)
①)放水口は消防隊が有効に消火活動を行うことができるように、階段室や非常用エレベーターの乗降ロビー等に設置する
→理由:消防隊のホースの長さには、限度があるため
②)地階を除く回数が7回以上、又は地階を除く階数が5階以上での延べ面積が6000㎡以上の建物に設置される
③)高層階やのべ面積が1000㎡以上の地下街などにおける消防隊の消火活動を有効に行えるようにするために設置する
④) サイアミーズ・コネクションとも呼ばれる
6)ドレンチャー設備(25184)
①)外部などからの延焼を防止するため、ドレンチャーヘッドから放出し、水幕をつくる消火設備
②)重要文化財の神社仏閣などに使用される
7)インナートガス消火設備(26182,17222)
①)酸素濃度の希釈により消火する
②)地球温暖化係数:0
③)オゾン層破壊係数:0
④)人体への安全性:高い
8)無線通信補助設備(27183,12224)
①)のべ1000㎡以上の地下街へ設ける
②)地下街にて消防隊相互の無線連絡が容易に行われるように設置する
9)非常コンセント設備(27184)
①)消防隊が有効に消防活動を行えるように電力供給する設備
②)地階を除く階数が11以上の階、のべ1000㎡以上の地下街に設置される
10)二酸化炭素消火設備(22171)
①)放出された二酸化炭素により酸素を遮断する窒息作用と冷却作用により消火する
11)不活性ガス消火設備(14224)
①)二酸化炭素や窒素ガス、アルゴン、それらを混合したものは不燃性ガスであるため、これを施射すれば火災部分の酸素濃度を低下させることにより消火することができる
12)不活性ガス・ハロゲン化物系消火剤の環境への影響度合いの指標(19231)
①)地球温暖化係数「GWP(Global Warming Potential)」
②)オゾン破壊係数「ODP(Ozone Depletion Potential)」
13)粉末消火設備(22174)
①)ボンベに蓄圧された窒素ガスor二酸化炭素で噴射ヘッドノズルから粉末消火剤を放出する者
②)抑圧効果・窒息効果などにより消火する
③)消火剤が凍結しないため、寒冷地に適している
14)フード等消火設備(16222)
①)業務用厨房内のフード・ダクト内の火災を対象として消火設備
②)感知器により自動的に消火剤を放出する固定式の消火設備
③)感知器、放出孔、放出導管、容器ユニットから構成される
15)ハロゲンガス消火(18235)
①)火災時の燃焼連鎖反応を抑制することにより消火を行う
② 感知器(23183,25183,28182,30182)
①)「定温式」の熱感知器
i) 火災の熱により一定温度以上になると作動する
- ii) スポット型と感知線型がある
iii) 使用時に高温、煙の発生する厨房、ボイラー室、サウナ室などに設置される
②)「差動式」の熱感知器
- i) 火災の熱により一定温度上昇率以上になると作動する
- ii) スポット型と分布型がある
iii) 温度変化の少ない事務室、会議室、客席に設置される
③ 非常用照明
①)非常用の照明装置は、常温下で床面において水平面照度で1lx以上を確保しなければならない(蛍光灯の場合2lx)(23184,30183)
②)非常用の照明装置の予備電源は、停電時に30分環継続して転倒できるものとする(24173)
④ 排煙(24171,28133)
①)自然排煙と機械排煙は、隣接した2つの防火区画において、併用することはできない
→理由:煙の排出方法が異なるため
⑤ 避難計画
①)排煙口は、防煙区画部分の各部分から水平距離で30m以下となるように設けなければならない(25181,30184)
②)機械排煙設備において、天井の高さが3m未満の居室に設ける排煙口の設置高さ(下端高さ)は、一般に天井から80㎝いない、かつ防煙垂れ壁の下端より上部分とする(28134)
③)屋内と階段室とは、バルコニー又は外気に向かって開くことができる窓か、機械排煙設備を有する附室を通じて連絡する。
⑥ 誘導灯(25182)
①)避難口誘導灯:脱出可能な出口に設置される
②)通路 誘導灯:廊下や通路にて、避難方向を明示する
③)客席 誘導灯:劇場や映画館の通路沿いの客席足元に設ける
⑦ スプリンクラー
①)予作動式スプリンクラー(26181)
1)非火災時の誤放水を避けるため、衝撃などでスプリンクラーヘッドが損傷しても散水を抑える構造となっている
2)コンピューター室などに設置される
→理由:誤作動により大きな被害が発生する可能性があるため
②)補助散水栓(28183)
1)屋外消火栓2号と同等の放水量を有する
2)スプリンクラーへ配管接続する
③)開放型スプリンクラー(28184・16225)
1)加圧送水装置から一斉開放弁までの配管は、常時加充水される(閉鎖型と同様)
2)火災報知機と連動して作動するか、手動で一斉開放弁を開いて放水する
3)劇場の舞台部などに設置される
→理由:天井が高く、ヘッドの感熱作動が遅れる可能性があるため
④)閉鎖型スプリンクラー(30181・11222)
1)厨房などの周囲温度が高い部屋には、作動温度の高いヘッドが採用される
2)浴室・トイレは設置義務から除外される
3)感度種別について
⑤)放水型ヘッド(29181・22172)
1)感知部で火災位置を探査・確定し、放水部を火災火源方向に自動指向して放水する
2)高い天井や開放空間に採用される
ex) ホテルロビー/アトリウム/体育館etc
⑧ その他
①)誘導灯の消灯(26172・22163)
以下の場合、消灯可能
i) 防火対象物が無人となる場合
- ii) 外光により、避難口・外向が識別できる場合
iii) 特に暗さが必要な場所に設置する場合
- iv) 防火対象物の関係者・関係者に雇用されているものの使用に供する場所に設置する場合
②)劇場の客席誘導灯の通路床面における水平面照度は、0.2lx以上とする。(29184)
③)自然排煙方式の排煙の効率について(29051)
④)吸引型の機械排煙方式
i) 発生した煙を外部に排出する
- ii) 煙が発生した室を減圧する
iii) 他の空間への煙の拡散防止に有効
⑤)加圧防煙方式(29053)
火災を排煙することで負圧に保ち、廊下や附室などの避難経路へ吸気を行い加圧して避難経路への煙の流入を防止する
⑥)ポンプ(加圧送水装置)(17221)
i) 水源に連結する加圧送水装置は、点検に便利で、火災などの災害による被害を受けにくい場所に設置する
- ii) 受水槽室や給水ポンプへの設置可
⑦)排煙設備の分類について(26202・21204)
⑨ 補助散水栓
①)スプリンクラー設備には、スプリンクラーヘッドが設けられていない部分を有効に消火するために所定の補助散水栓を設けることができる
②)ホースの接続口からの水平距離が15m以内となるように設置する
⑩ 消火栓(11233・17223・22173・11221・21183)
①)屋内・屋外消火栓設備は、消防隊到着前に建築物内の在館者などが初期消火のために使用する設備
②)1号 消火栓
i) 放水量:130l/min以下
- ii) 警戒杭域半径:25m以下
iii) 従来型:2人での操作
- iv) 易操作性1号消火栓は、1人でも操作可能
③)2号 消火栓
- i) 放水量:60l/min以上
- ii) 警戒杭域半径15m以下
iii) 1号消火栓よりも必要設置個数は増える
⑪ 自火報について(12221,13232)
⑫ 排煙設備(21162,21184,21181)
①)排煙口は防煙区画部分の各部分から水平距離で30m以下となるよう、天井又は壁の上部(天井から80㎝以内の距離にある部分)に設ける
②)屋内と階段室は、バルコニー又は外気に向かって開くことができる窓若しくは、機械排煙設備を有する附室を通じて連絡する
③)電源を必要とする排煙設備には、予備電源を設ける
⑬ 住宅用火災警報器(21053)(計画18085)
①)取り付け位置は、天井の中央部分
②)感知器の中心を壁面から60㎝以上話して設置する
→ 理由:天井の角は煙が滞留しにくいため
(3) この項目についての今後のTo-do(10項目)
□ 28054「等価可燃物量」の解説を図・表化して理解する
□ 水噴霧消火設備とスプリンクラーの違いを明確にしておく
□ 16225のイラストをトレースして頭に入れる
□ 開放型スプリンクラーと閉鎖型スプリンクラーの違いを明確にしておく
□ 30181の解説を図・表化して理解する
□ 26172・22163の解説4.の場所を具体例を調べて頭に浮かぶようにする
□ 29051の解説を図・表化して理解する
□ 26202,21204の解説を図・表化して理解する
□ 29054の解説を図・表化して理解する
□ 12221,13232の解説を図・表化して理解する
『文章でまとめる』には至っていないけど、勉強を始めている項目
1.『法規』から、06-一般構造
2.『法規』から、07-階段
3.『法規』から、10-耐火構造等
4.『法規』から、11-特権耐火構造等
5.『法規』から、12-防火地域
6.『法規』から、13-防火区画
7.『法規』から、14-内装制限
8.『法規』から、15-避難施設
9.『設備』から、06-消防・消火設備
10.『法規』から、27-消防法
11.『法規』から、26-都市計画法
- 『計画』から、06-都市計画
- 『法規』から、20-地区計画
- 『法規』から、21-建築協定
- 『法規』から、24-建築士法
- 『法規』から、25-建築業法
- 『施工』から、24-請負契約
- 『計画』から、14-その他
『力学』は、『力学繰り返しセット』を繰り返し・・・(定型文①)
『暗記帳』も引き続き、淡々と。(定型文②)
『1Q NOTE』
今後もよろしくお願い致します。