2019『1級建築士試験』勉強記録 031
2019『1級建築士試験』勉強記録 031
今週(2019年7月8日(月)~7月13日(土))勉強したことは、以下の項目です。
1.『施工』から、07-仮設工事
問われること:“建物を建てる(施工する)ための準備が安全かつ計画的に進められるための決まり、基準を理解していますか”
(1) 仮設計画
① 手すり枠を設けない枠組み足場の高さ2m以上の部分(23021 / 26051)
1) |
交差筋交い |
を、墜落防止のために、 設けなければならない |
|
2) |
高さ15m以上40cm以下の |
下桟 |
|
高さ15m以上の |
幅木 |
② 型枠は足場や遣方等の仮設物に固定しない(23093)
→ 理由:足場が動くと、型枠位置がずれたり寸法が狂ったりする恐れがあるため
③ 建築物内部に工事用機械を仮設する場合(30052)
1) |
建築物の構造的な補強方法 |
を含む仮設工事計画を作成する |
2) |
工事用機械の搬出後の復旧方法等 |
④ 建設用リフト(19062)
荷物のみを運搬するエレベーターで土木・建築工事作業に使用される
除外:ガイドレールと水平面との角度が80°未満のスキップホイスト
⑤ 鋼管規格に適合する単管足場において
1) |
脚部 |
|
2) |
地上第一の布 |
地上から2m以下の位置に設けることが必要 |
(2) 仮設通路
① 鉄骨上に設けられた材料置き場と、外足場を結ぶ鉄骨通路の幅は、手すりの内側で60cm以上(23054 / 19064)
② 手すりの高さ:95cm以上、中桟を設ける(24052 / 30051 / 17064)
③ 1)登り桟橋の勾配:30度以下(15064)
→階段または高さ2m未満で丈夫な手すりを設けた場合は、この限りでない
2)勾配が15度を超えるもの:踏さん+etc、滑り止めを設ける
3)高さ8m以上の場合:7mごとに踊り場を設ける
④ 屋内に設ける通路(13061)
1)用途に応じた幅を有する
2)通路面に、つまずき、すべり、踏板など、危険のない状態に保つ
3)通路面から、1.8m以内に障害物がないようにする
(3) 単管足場
① 鋼管足場:壁つなぎ / 控えを設ける(23053 / 30053 / 20062)
② 壁つなぎ間隔:垂直方向 5.0 m以下
水平方向 5.5 m以下
→ 地上第一の壁つなぎは、地上より5.0m以下の位置に設ける(17061)
③ 建地の間隔:けた行方向 1.85m以下
はり間方向 1.50m以下
(4) ベンチマーク(23053 / 30053 / 20062)
① 建物の高低・位置を判断するための基準
② 既存の工作物などに高さの基準を示す
③ 2か所設ける(一般的に)
④ 相互にチェックできるようにする
(5) 防護棚(通称:あさがお)(23052 / 26053 / 14065 / 20063)
① はね出し材の突き出し長さ:2m以上
② 水平面となる角度は20~30度
③ 取り付け位置: 1)工事場所がGLから10m以上:1段上(GL+4~5m)
2)工事場所がGLから10m以上:2段上
(2段目以降は、下段の防護棚から10mより低い間隔のところに設ける(10m以内))
(6) 仮設材料(23014)
① 設計図書に特記がなく、品質・性能に問題がない場合、中古品を使用してもよい
(7) 工事用シート(24051 / 15065 / 18065)
① 鋼管足場又は外部等に取り付ける場合:水平支持材を垂直方向に5.5m以内ごとに設ける
② 鉄骨外周部に用いる場合:鉛直支持材の水平方向に4.0m以内ごとに設ける
(8) 枠組足場
① 鋼管足場
1)壁つなぎ / 控えを設ける
2)間隔・鋼管足場の種類による
② 高さ5m以上の枠組足場の壁つなぎ
1)垂直方向:9m以下
2)水平方向:8m以下
③ 最上階及び5層以内ごとに水平材を設ける(16065)
④ 高さ20mを超えるときや重量物の積載を伴う作業を行うとき(16061)
1)使用する主枠の高さ:2.00m以下
2)主枠の間隔 :1.85m以下
(9) 安全係数
① 事業者は、足場の構造材料に応じて、作業床の最大積載荷重を定める
→これを超えてはダメ
② 釣り足場の安全係数(26052 / 29054 / 14063 / 18062)
1) |
チェーン |
5以上 |
2) |
フック |
|
3) |
つりワイヤーロープ |
10以上 |
③ 杭打ち機の巻上げ用ワイヤーロープの安全係数(20053)
1)ワイヤーロープの切断荷重の値を当該ワイヤーロープにかかる最大荷重の値で除した値
(10) 仮設のための一部使用
① 建築物の一部を仮設工事に使用する場合、
仮設工事計画書を作成→管理者の承認を受ける
(11) 仮囲い
① |
1) |
現場ゲート |
通行人の交通を妨げない位置に設置 |
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2) |
通用口 |
||
② |
安全に配慮する(ex:ガードマンの配置) |
|||
③ |
高さ13m・軒高9mを超える木造工事の仮囲いの高さ:18m以上 |
|||
④ |
仮囲い通用口の扉 |
1) |
引き戸 |
|
|
|
2) |
内開き戸 |
(12) 作業床
① 一側足場を除く高さ2m以上の足場上の作業場所には、作業床を設けなければならない
② 墜落により労働者に危険を及ぼす恐れのある場所には、
1) |
高さ:85㎝以上 |
同等以上の機能を有する設備を設ける |
2) |
中桟:35cm~50㎝ |
③ 単管足場の建地間の最大積載荷重:400g(14064)
④ 高さ2mの作業構台につけられる作業床の床材間の隙間:3cm以下(17065)
⑤ 足場に設ける手すりについて(18063)
⑥ 吊り足場の作業床(17062)
1)幅:40cm以上
2)隙間がないようにする
(13) 荷受け構台
① |
資材や俳句物などを搬出するために設ける仮設構台のこと |
||
② |
荷受け構台は、荷重に対して十分安全な構造とする |
||
③ |
1) |
クレーン |
からの材料の取り込みに使用 |
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2) |
リフト |
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|
3) |
エレベーター |
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4) |
材料置き場と兼用 |
(14) 測量
① 鋼製巻尺(JIS1級)(28054 / 17233)
1) 同制度の巻尺を2本用意
→ 工事前にテープ合わせを行う
→ 50Nの引張力を与えて相互の差を確認する
→ 1本は、基準尺として保管する
→ 理由:50m巻尺では、±5㎜程度の誤差を生じることがあるため
② 縄張りについて(18053)
③ 建方(13221)
以下の事項を定めるために建物の隅々、その他所要の位置に設置する仮設表示物のこと
1)高低
2)位置
3)方向
4)芯
④ 墨の引き通しについて(17234)
1)上階の基準となる1階の基準墨は、建築物周囲の基準点から新たに測る
2)2階より上は、通常建築物の四隅の床に小さな穴をあけておき、下げふりなどにより1階から上階に基準墨を上げる
⑤ 管理者は、隅田氏の順序を変えるなど、請負者が行った方法とできるだけ異なった方法で建て方の確認をする
⑥ トランシットの移動(17232)
1)三脚からはずし、専用のケースに収容する
2)三脚からはずせないとき:
機械の部分を抱えて移動する三脚などのねじを緩める
→i )トランジットのレンズなどに傷がつかないように
ii ) 障害物に接触しないように
⑦ 敷地区域内の見通しが悪い場所や広い敷地の測定について
(15) 強風時の措置
① |
強風:10分間の平均風速が10m/s以上の風 |
|
② |
移動式クレーンにかかわる作業を行う場合 |
|
|
1) |
強風時・強風が予想されるときは作業を中止する |
③ |
タワークレーン作業 |
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1) |
強風時・強風が予想されるときは作業を中止する |
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2) |
ジブを堅固なものに固定する |
|
3) |
ジブの安定が確保される位置にセットし自由に旋回できる状態にする |
(16) 仮設物の構造計算
① 高さ45m以下の枠組み足場の強度計算は以下であるとみなして検討する
1)鉛直方向の荷重である
i) |
足場の自重 |
→建枠で支持する |
ii) |
積載荷重 |
2)水平方向の荷重である
i)風荷重 →壁つなぎで支持する
(17) 用語
① リストアップ工法
地上で組み立てた大スパン構造の屋根架構等をジャッキ又は吊り上げ装置を用いて、所定の位置まで上昇させて設置する工法
(18) 敷地境界
① 敷地境界が不明確な場合
1)境界線に接する関係者の立ち合いをもとめて決定する
2)境界線に接する関係者
i) 建築主
ii)設計者
iii)工事監理者
iv)工事施工者
v)隣地の所有者
vi)道路の監理者
(19) 危険物保管
① 危険物である、ボンベ類を貯蔵する小屋の周壁においては、通気をよくするために、1面を開口とし、ほかの3面には開口を設ける
(20) 乗り入れ構台①
① 組み立てから解体までの期間が3か月の釣り足場計画
1)工事における安全衛生の実務に3年以上従事した経験者
2)1級建築士
3)1級建築施工管理技師
の何れかにがいとうする者を参画させる
(21) 乗り入れ構台②
① 乗り込みスロープの勾配:1/10~1/6
→理由:工事用機械や車両の出入りに支障が生じる可能性があるため
② 乗り入れ構台の高さ
1)大引き下端を床上端より20~30cm程度上に設定
2)1階の梁・床の施工性を考慮して決める
3)理由:躯体コンクリート打設時に乗り入れ構台大引き下の床の均し作業ができるように
(22) 昇降するための装置
① 高さ/深さが1.5mを超える場所で作業を行うときは、当該作業に従事する労働者が安全に昇降するための設備などを設けなければならない
(23) はしご道
① はしご道は、はしごの上端を床から60㎝以上突出させる
(24) 主たる用途以外の使用制限
① パワーショベルによる二の吊り上げ、クラムシェルによる労働者の昇降等、車両系建設機械を、主たる用途以外に使用してはならない
(25) 建物調査
① 工事によって損傷を生じる恐れのある近隣のたてものについて
1)事前に住民等立ち合いの上
2)クラックの大きさ、建具の立て入れ等を測定
3)現状を記録する
→ 工事により損傷を生じたのかどうかを明確にする
(26) ゴンドラ
① 事業者は、以下のタイミングで自主検査を行う
1)作業開始前
2)1回 / 1か月ごと
② 自主検査の内容
1)巻過防止装置その他の安全装置、ブレーキ及び制御装置の異常の有無
2)突りょう、アーム及び作業床の損傷の有無
3)昇降装置、配線及び配電盤の異常の有無
(27) 屋根
① スレートで葺かれた屋根の上の作業について
→ 踏み抜きによる墜落の防止措置として歩み板を設ける場合、幅を30cm程度にし、防網を張る
(28) この項目についての今後のTo-do:7項目
□ 24053、交換足場の間隔について、足場の種類とそれぞれの数値を調べて整理しておく(←とりあえず、大まかにでOK)
□ 27051、18061「仮設工事に使用する場合の例」について整理する
□ 18063の解説を図・表化して理解する
□ 18053の解説を図・表化して理解する
□ 測量法の名称と特徴・測り方、道具などを整理する
□ 17235の解説を図・表化して理解する
□ “スキップホイスト”について調べる
『文章でまとめる』には至っていないけど、勉強を始めている項目
1.『法規』から、08-申請手続
2.『法規』から、28-関係法令・その他
3.『法規』から、06-一般構造
4.『法規』から、07-階段
5.『法規』から、10-耐火構造等
6.『法規』から、11-特権耐火構造等
7.『法規』から、12-防火地域
8.『法規』から、13-防火区画
9.『法規』から、14-内装制限
10.『法規』から、15-避難施設
11.『設備』から、06-消防・消火設備
12.『計画』から、05-防災計画
13.『法規』から、27-消防法
『力学』は、『力学繰り返しセット』を繰り返し・・・(定型文①)
『暗記帳』も引き続き、淡々と。(定型文②)
『1Q NOTE』
今後もよろしくお願い致します。